国民年金・厚生年金を増やす3つの裏ワザとは？元公務員が年金の「増やし方」を伝授【グラフつき】国民年金保険料の納付率は過去最高を更新

5. 国民年金・厚生年金の平均受給額はいくらか

では、年金の平均受給額はいくらなのでしょうか。国民年金と厚生年金に分けて、それぞれの平均受給額を確かめてみましょう。

国民年金の平均受給額一覧表

国民年金の平均受給額は、男女ともに5万円台でした。

人数分布を見ると、月額6〜7万円台が最も多くなっています。

多くの人が国民年金保険料をきちんと納めており、年金を満額受給していると考えられるでしょう。

一方で、月額の年金が4〜6万円台の人も多いようです。

学生時代に猶予を受けていた年金保険料を追納していないといった理由から、満額受給に至っていない人がいると読み取れます。

厚生年金の平均受給額一覧表

厚生年金は、男女によって差が見られます。男性は月額16〜18万円を受け取っている人が多いですが、女性は8〜11万円付近での分布が目立ちます。

男女による働き方やライフステージの違いが、厚生年金受給額に差を生んでいる要因といえそうです。

一方で、わずかですが男女ともに25万円以上の年金を受け取っている人もいます。

給与や勤続年数によって受給額を増やせる可能性があるのは、厚生年金の魅力ともいえます。