2024年6月26日、外国為替市場におけるドル円レートは1ドル=160円に達しました。
食料品やエネルギーの多くを輸入に頼っている日本において、円の価値が下がることは輸入物価の上昇につながり、現在の物価高に更なる追い打ちをかける可能性があります。
物価高において、タンス預金や銀行預金はお金の価値が目減りしてしまうため、資産運用の必要性が高くなるのではないでしょうか。
今回は2024年から始まった新NISAを使って、10年間で1000万円を達成するためにはいくら積み立てればよいのかについて見ていきます。
1. 【新NISA】口座開設済みは7割。目的は「老後・将来への備え」が最多
ソニー銀行株式会社が自社の口座保有者に対して行った資産運用意識調査の結果から、資産運用に対する考え方について見ていきます。
調査概要は以下の通りです。
<調査概要>
- 公表日:2024年5月15日
- 調査対象:ソニー銀行の口座保有者3610名(2024年1月5日時点)
- 調査期間:2024年1月5日~2024年1月26日
1.1 新NISA「開設済み」は70%
新NISAについて、アンケートでは「開設済み」は70%、「これから開設を検討している」も26%という結果となり、新NISA制度を活用した資産運用の裾野が広がっているということが確認できます。
ソニー銀行をはじめとしたネット銀行を利用される方は金融リテラシーが高い傾向にあるため、資産運用に前向きな人が多いということも影響しているのかもしれませんね。