2. 【地元民おすすめの楽しみ方1】夕方から夜にかけて山鉾町を散策

【写真全3枚/2枚目】幻想的な山鉾の提灯

山鉾の提灯

Miyuki39/shutterstock.com

山鉾町とは、祇園祭で使用する「山」や「鉾」という山車の保存や維持管理を行っている町のこと。町ごとに独自の山や鉾を所有しており、形や装飾などはとても個性豊かです。

祇園祭の期間中は夕方から夜にかけて、それぞれの山鉾町で「祇園囃子(ぎおんばやし)」というお囃子を演奏したり、山鉾の提灯を点灯させたりしています。

薄暗くなった外で山鉾の姿が提灯の灯りで浮かび上がり、周りから祇園囃子が聞こえてくる様子はとても幻想的です。

夕食を終えた後のお散歩に、山鉾町を散策してみてはいかがでしょうか。山鉾を組み立てている場所は、京都市公式観光サイト「京都Navi」の祇園祭のページからダウンロードできる、「祇園祭 宵山ガイド」に掲載されています。

3. 【地元民おすすめの楽しみ方2】屏風祭で貴重な美術品や調度品を鑑賞

1カ月続く祇園祭のうち、7月14〜16日と7月21〜23日は「屛風祭」が行われます。屛風祭とは、山鉾町にある旧家が座敷を開放し、秘蔵の美術品や調度品を公開する風習です。

屏風だけでなく、着物や武具などを紹介しているところもあります。美術館や博物館に展示されていてもおかしくない貴重な品も、たくさん見られますよ。

ただし、あくまでも個人の家で行われるお祭りなので、マナーを守りながら鑑賞しましょう。

4. 【地元民おすすめの楽しみ方3】祇園祭限定の御朱印集め

御朱印集めが好きな方は、祇園祭限定の御朱印集めも要チェックです。祇園祭を執り行っている八坂神社では、「御霊会朱印」という御朱印を授与しています。

各山鉾町でも独自の御朱印を用意しており、それぞれの山鉾をイメージしたハンコを押してもらえます。山鉾町で御朱印を授与している期間は例年宵山の間のみととても短いので、スケジュールをよく確認しておきましょう。