1.1 65歳以上の二人以上世帯の貯蓄額(平均・中央値)
- 平均:2462万円
- 貯蓄保有世帯の中央値:1604万円
65歳以上の世帯の平均貯蓄額は2462万円となります。
しかし、平均値は一部の富裕層の影響を大きく受けるため、実際の状況を反映していない場合があります。
貯蓄を持つ世帯の中央値は、平均より約800万円少なく、1604万円です。
なお、2000万円を達成している割合は41.2%となりました。
次に、65歳以上・無職世帯の平均貯蓄額を確認しましょう。
65歳以上の無職夫婦世帯の平均貯蓄額は2504万円で、65歳以上全体の平均よりも高くなっています。この内訳は、以下のようになっています。
- 通貨性預貯金:754万円
- 定期性預貯金:846万円
- 有価証券:480万円
- 生命保険など:413万円
これらのデータから分かるように、預貯金だけでなく、有価証券や生命保険なども含まれており、資産運用が貯蓄額の増加に寄与していると考えられます。そのため、貯蓄額を増やすためには、預貯金だけでなく、有価証券などの運用も検討する価値があります。
しかし、老後の資金計画においては、「家計の収支」を把握することも重要です。
具体的な月の収支を確認することで、どれだけの貯蓄が必要かを見極めることができるでしょう。
次に老後の生活費を見てみましょう。