3. 【産業別】65歳以上の就業者の割合が多いのは?
内閣府「令和6年版高齢社会白書」より、まずは産業別に65歳以上の就業者の割合が多い産業を見ていきます。
3.1 【産業別】65歳以上の就業者の割合
- 農業・林業:52.9%
- 不動産業・物品賃貸業:26.6%
- サービス業(他に分類されないもの):22.7%
- 生活関連サービス業・娯楽業:19.6%
- 宿泊業・飲食サービス業:14.6%
- 学術研究・専門・技術サービス業:12.9%
- 卸売業・小売り業:12.7%
- 医療・福祉:11.8%など
産業別に65歳以上の就業者の割合をみると、最も多いのが農業・林業で約半分を占めました。次に不動産業・物品賃貸業やサービス業などとなっています。
また、グラフで65歳以上の就業者数の方をみると、「卸売業・小売り業」が132万人、「医療・福祉」107万人、「サービス業(他に分類されないもの)」104万人、「農業・林業」99万人などとなっていました。
4. 65歳以降の老後に向けたマネープランを
65歳以上の貯蓄や生活費を確認してきましたが、貯蓄は個人差が大きく、また月の生活費は赤字が出ていました。
実際のところは家庭差が大きいですが、コツコツ老後資金に備えていくことは大切でしょう。
65歳以上の産業別の就業者も確認しましたが、長く働き続けることも一つの選択肢です。
ただ、いつまで働けるかは誰しもわかりません。
貯蓄や仕事、また資産運用など、さまざまな選択肢で老後に備えましょう。
参考資料
- 金融庁「高齢社会における資産形成・管理」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2023年(令和5年)平均結果-(二人以上の世帯)」
- 厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」
- 内閣府「令和6年版高齢社会白書」
宮野 茉莉子