6月のボーナス支給と定額減税により、普段よりも収入が多い方もいるのではないでしょうか。

昨今の急激な物価上昇や円安の影響から、余剰資金で資産運用にチャレンジしたい人が増えています。

本記事では、新NISAで「後悔しない」ファンド選びのポイントを紹介していきます。

新NISAは資産運用の利益を非課税にすることができる、資産形成のための心強い味方です。

しかし、投資信託の内容をしっかりと理解したうえで購入している人は意外と少ないかもしれません。

「とりあえず」で購入して後悔しないためにも、新NISAでの「インデックス投資信託」について考えてみましょう。

1. 新NISA「つみたて投資」の投資対象

【写真1枚目/全6枚】インデックス投資信託とは?図表でアクティブファンド・ETFとの違いをわかりやすく解説!つみたてシミュレーションも掲載

部屋でスマホを使う若い女性の写真

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新NISAの「つみたて投資枠」を活用して積立投資を行うためには、金融庁が厳選した投資信託(ファンド)の中から選ぶ必要があります。

つみたて投資枠の対象となる投資信託の要件と、そのファンドの種類および本数は以下の通りです。

1.1 新NISA「つみたて投資枠」の対象商品の概要

新NISAの「つみたて投資枠」は、国民が安定した資産形成を目指すために設けられた制度で、「長期投資に適した商品を積立投資を通じて、長期で保有することの有効性」を認識してもらうことを目的としています。

対象となる商品は、特定の要件を満たす必要があり、さらに金融庁へ届出された限定された投資信託のみとなります。

  • 販売手数料はゼロ(ノーロード)
  • 信託報酬は一定水準以下に限定
  • 受益者ごとに過去1年間に負担した信託報酬等の概算値が通知されること
  • 信託契約期間が無期限または20年以上であること
  • 分配頻度が毎月でないこと
  • ヘッジ目的の場合等を除き、デリバティブ取引による運用を行っていないこと

1.2 新NISA「つみたて投資枠」の投資対象ファンドは全部で何本?

  • 指定インデックス投資信託:236本
  • 指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投資信託等):49本
  • 上場株式投資信託(ETF):8本

※2024年6月7日時点

投資対象ファンドの8割以上が「指定インデックス投資信託」となっていることが見受けられます。