2. 老後に向けてやるべきこと3つ
現在50歳代の方も、あと数年、十数年で退職を迎え、その後は老後生活に入るでしょう。老後は主な収入が年金になることがほとんどで、受給額の範囲で生活をやりくりしなくてはなりません。
老後の経済的な不安を可能な限り軽減できるよう、今からやるべきことを3つご紹介します。
2.1 老後の生活費を見積もる
老後の生活にかかる費用がどのくらいになるのかを見積もり、1ヵ月に必要な金額を具体的にイメージすることが大切です。
現在必要な生活費をベースとして、水道光熱費や食費、交際費など必要な項目を洗い出し計算します。住居費は、持ち家か賃貸かにより必要額が大きく異なるため、慎重に検討したいところです。
そこに、趣味や旅行などに必要な金額をプラスし、月額に換算して加算します。
2.2 退職金や年金受給額を確認する
勤務先に退職金制度がある場合は、支給額の目安を確認しておきましょう。退職金は、住宅ローンを完済したり、老後の生活費が不足したときに活用したりできる大切な資金です。
どのくらい支給されるのか、事前に把握できると安心です。
また、公的年金の受給額については、毎年誕生月に送付される「ねんきん定期便」で確認可能です。50歳以上の方に送付されるねんきん定期便には、年金支給見込額が記載されているので、いくらもらえるのかイメージしやすいです。
なお、「ねんきんネット」に登録するといつでも内容を確認できるうえ、支給見込み額を試算できます。