5. お金持ちの共通点(3)税制を理解している
富裕層は税制への理解が深いことも特徴です。
たとえば、日本の所得税は「累進課税制度」が採用されているため、所得が多い人ほど税率が高くなる仕組みとなっています。
より税負担を抑えるためには、「自分がどれくらいの税金を納めているか」ということを理解し、所得を控除できる仕組みを活用することが大切です。
特に、会社員の場合は源泉徴収で税金を納めるため、税金の仕組みや自分の納税額があまりピンとこない人も多いかもしれません。
しかし、税負担を抑えるための措置には「生命保険料控除」や「小規模企業共済等掛金控除」、「医療費控除」など数多くありますので、ぜひ活用できるものはないか考えてみましょう。
6. お金に対する向き合い方を見直してみよう
物価高が続く現在、いきなり所得を大きく増やすことは難しいものの、日々の習慣や価値観を少し変えることで、お金に対する向き合い方にも変化が生まれます。
まずは、自分の収支を見直し、資産運用や税負担減少に活用できる制度について学ぶことから始めてみましょう。
参考資料
- 総務省「2020年基準 消費者物価指数」
- 厚生労働省「国民生活基礎調査」
- 博報堂「『新富裕層“インカムリッチ”生活者調査』レポート」
- 日本銀行「金融政策の枠組みの見直しについて」
- 厚生労働省「国民生活基礎調査2022年」
椿 慧理