2. 「お金持ち=所得が多い人」ではない
所得の減少と物価高騰が続く中で、「貯蓄どころではない」と感じる人も多くいるでしょう。
では、「お金持ち=収支に余裕がある人」かというと、必ずしもそうとも限りません。
筆者は銀行員として多くのお客さまと接してきましたが、中には平均的な所得でありながらまとまった資産を築いている人にも多く出会いました。
次の章では、筆者が銀行員としての経験を通じて気付いた「お金持ちの共通点」について紹介します。
3. お金持ちの共通点(1)健康への意識が高い
筆者は、銀行員として富裕層のお客さまと出会う中で、生き方や価値観に共通点が見られることに気が付きました。
健康への意識の高さもそのひとつです。
富裕層ほど日頃からスポーツやジム通いに励んでおり、自分の体を健康に保つことに高い関心を持っています。
これは「体が資本」ということをよく実感しているからでしょう。
博報堂が行った「新富裕層“インカムリッチ”生活者調査」でも、世帯年収1500万円以上のインカムリッチ世帯では、「健康や心の豊かさのためにお金をかけている」と考える割合が全体よりも多い結果となっています。
3.1 「健康や心の豊かさのためにお金をかけている」と回答した人の割合
- 全体…45.8%
- 世帯年収1500万円以上のインカムリッチ…56.3%
豊かな資産を得るためにがむしゃらに働いて、体を壊してしまっては元も子もありません。
できるだけ長く健康に働き続けるためには、体や心を健やかに保つことも意識するようにしましょう。