6月になり、まもなく夏のボーナスが支給されます。2024年は賃上げ効果により、シンクタンク各社もボーナス額増加を見込んでいます。

とはいえ、実際のボーナス受取金額は地域や業種などによって異なります。

「ボーナスが増えた」と実感できる人もいれば「期待したほどではなかった」と感じる人もいるでしょう。

年収は、企業や業種はもちろん、都道府県によっても異なります。

この記事では、年収の高い都道府県や、関東・関西の平均年収の差について解説します。

後半では年収を増やすためにできることも解説するので、ぜひ参考にしてください。

1. 【47都道府県別】平均賃金ランキング!1位は「東京都」

47都道府県を、賃金が高い順に見てみましょう。

【写真1枚目/全4枚】47都道府県別・平均賃金ランキング/次ページからは日本の平均年収&関東と関西の収入を比較

【47都道府県別】平均賃金ランキング

出所:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 都道府県別」をもとに筆者作成

  • 1位 東京 36万8500円
  • 2位 神奈川 35万400円
  • 3位 大阪 34万円
  • 4位 栃木 32万3000円
  • 5位 愛知 32万1800円
  • 6位 埼玉 31万7200円
  • 7位 兵庫 31万6800円
  • 8位 京都 31万6000円
  • 9位 茨城 31万1900円
  • 10位 千葉 30万9500円
  • 11位 静岡 30万5300円
  • 12位 三重 30万4800円
  • 13位 滋賀 30万2900円
  • 14位 奈良 30万2100円
  • 15位 和歌山 29万8100円
  • 16位 福岡 29万7300円
  • 17位 広島 29万6900円
  • 18位 群馬 29万6700円
  • 19位 富山 29万3900円
  • 20位 岐阜 29万2400円
  • 21位 山梨 29万2200円
  • 22位 岡山 29万800円
  • 23位 石川 29万400円
  • 24位 山口 29万100円
  • 25位 宮城 28万8900円
  • 26位 北海道 28万8500円
  • 27位 長野 28万7700円
  • 28位 福井 28万5300円
  • 29位 愛媛 27万9600円
  • 30位 香川 27万9400円
  • 30位 福島 27万9400円
  • 32位 高知 27万3000円
  • 33位 大分 27万1400円
  • 34位 徳島 27万1300円
  • 35位 新潟 27万200円
  • 36位 佐賀 26万9400円
  • 37位 熊本 26万9000円
  • 38位 島根 26万8700円
  • 39位 鹿児島 26万8300円
  • 40位 沖縄 26万5400円
  • 41位 秋田 26万1400円
  • 42位 岩手 25万9600円
  • 43位 鳥取 25万8300円
  • 44位 長崎 25万7300円
  • 45位 山形 25万5800円
  • 46位 宮崎 25万4300円
  • 47位 青森 24万9900円
  • 全国平均 31万8300円

トップ3は東京都(36万8500円)、神奈川県(35万400円)、大阪府(34万円)でした。

全国平均が31万8300円ですから、3万円〜5万円程度平均を上回っています。

一方、ワースト3は山形県(25万5800円)、宮崎県(25万4300円)、青森県(24万4990円)となりました。

青森県は唯一平均金額が25万円を下回っています。

また、東北地方の県がワースト3に2つランクインしているのも気になる点です。

青森県と東京都では12万円以上の差があるため、地域による賃金格差は大きいといえます。