毎月の家計をやりくりする中で、「世間の人たちはどれくらいのお給料をもらっているのだろう」「自分の月給は平均と比べて高いのだろうか、それとも低いのだろうか」と疑問を抱くことはありませんか。

給与に関する話題は、親しい友人や同僚であってもなかなか直接は聞きづらいものです。しかし、世の中の平均的な給与水準を知ることは、自分の現在の立ち位置を客観的に把握し、転職やキャリアアップ、あるいは今後のライフプランを考える上で非常に重要な指標となります。

そこで本記事では、厚生労働省の最新データをもとに、日本における男性と女性それぞれの「平均月給」を詳しく見ていきます。さらに、「産業別」の平均月給についても深掘りし、どの業界が最も給与水準が高いのかを解説します。

これから就職・転職を考えている人や、将来に向けたマネープランを見直したい方は、自分の給与と照らし合わせながら参考にしてみてください。

和田 直子
毎月の給与明細を見ながら、「自分の収入は世間一般と比べてどうなのだろう」と気になる方は多いのではないでしょうか。

他人の懐事情はなかなか聞きづらいものですが、最新の統計データを客観的に知ることは、今後のキャリアやマネープランを構築する上での大切な基準となります。

本記事では、厚生労働省の最新データをもとに、男女別や産業別のリアルな平均月給を分かりやすく解説しています。現在の立ち位置を正確に把握し、物価高に負けない豊かな暮らしを実現するためのヒントとして、まずは現状の数字を一緒に確認していきましょう。

1. 最新の「平均月給」男女でいくら?

まずは、日本全体における最新の平均月給について見ていきましょう。

厚生労働省「賃金構造基本統計調査」によると、一般労働者(フルタイムで働く正社員など)の平均月給(所定内給与額)は以下のようになっています。

  • 男女計の平均月給:34万600円
  • 男性の平均月給:37万3400円
  • 女性の平均月給:28万5900円

全体の平均月給は約34万1000円となっていますが、男女別に見ると依然として格差が存在していることがわかります。男性が約37万3000円であるのに対し、女性は約28万6000円にとどまっており、金額にして8万7500円の差が生じているのが現状です。

この男女間の賃金格差の背景には、さまざまな要因が絡み合っています。たとえば、男性の方が平均勤続年数が長く、役職に就いている割合が高い傾向にあることなどが挙げられるでしょう。また、女性の場合は出産や育児などのライフイベントによって一時的に休職したり、働き方を短時間勤務に変更したりするケースが多く、それが平均月給を押し下げる要因の一つと考えられています。