5.2 NISAなどを活用した資産運用
資産運用は、副業よりも気軽に始められるため多くの人におすすめです。
2024年から始まった新しいNISA制度では、非課税での資産運用が恒久的にできるようになりました。
上手に運用するには投資に関する知識を身につける必要がありますが、NISAは少額からも投資ができるため、実践しながら知識を養えます。
資産運用に興味がある人は、ぜひNISA口座の開設から始めてみましょう。
5.3 転職
転職してより自分を評価してくれる会社に移れば、年収アップにつながる可能性があります。
希望のポジションや自分のスキルを明確にし、目標を持って転職活動に取り組みましょう。
筆者も、公務員からフリーランスライターに転職しました。
転職後は月収が公務員時代を上回ったり、自由に時間を決めて働けたりと多くのメリットを実感しています。
特に、地方にいながら都心の企業とともに仕事ができることに新鮮さを感じています。
年収アップを目指すのであれば、ぜひ自分のキャリアについて見直してみましょう。
6. まとめにかえて
都道府県別に年収を見ると、都市部と地方では大きな格差が見られました。
物価高の現代ですから、都市部でより多くの金額を稼ごうとすれば、今後も地方人材の流出は避けられません。
一方で、副業や資産運用などをすれば、地方にいながらも毎月の収入を増やせます。
地域格差に負けず、自分でお金を増やす工夫をすることで、今までよりも豊かな生活を実現できるかもしれません。
参考資料
- 日本総合研究所「2024年夏季賞与の見通し ― 好調な企業収益を背景に、3年連続の高い伸びに ―」
- 第一生命経済研究所「2024年・夏のボーナス予測~前年比+3.3%と高い伸びを予想~」
- 厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査 都道府県別」
- 国税庁「令和4年分 民間給与実態調査統計」
- 総務省「2019年全国家計構造調査」
- 金融情報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」
石上 ユウキ