3. 【特待生制度】「塾の特待生」になる道は険しい

【3枚目/全4枚】塾は「難関校の合格実績を出したい」という思惑があります。条件を1つまたは複数クリアしなければ特待生にはなれません。

塾の特待生制度

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塾も教育サービスであり会社として利益を出す必要があります。特待生の基準を甘くすれば対象となる生徒が増えてしまい、収入額が減ってしまいます。そのため、特待生の認定を受けるのも甘いものではありません。

塾によって異なりますが、一般的に以下のような条件が設定され、クリアする必要があります。

  • 塾が指定するテストで特待生認定となる偏差値をクリアする
  • 塾が指定する学校または大学の志望校合格判定がB以上
  • 特待生認定の適用期間があり更新するためにテストを受ける必要がある
  • 塾が指定する大学、高校、中学を受験する

塾としては「難関校の合格実績を出したい」という思惑があり、こうした条件を1つまたは複数クリアしなければ特待生にはなれません。

塾が指定する学校は中学や高校であれば最難関校を中心であり、大学であれば東京大学、京都大学や東京工業大学、国公立大学の医学部医学科といった「非常に優秀な子しか合格できない学校」です。

そうした学校の志望校合格判定でB以上を取れる生徒は限定されます。厳しい言い方ですが、塾の特待生制度は塾に通う多くの生徒にとって「自分とは関係のない制度」といえるでしょう。