2. 【年代別】手取りからどのくらい貯蓄に回している?
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、20歳代〜70歳代における「手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合」は下記の結果となりました。
- 20歳代:二人以上世帯14%・単身世帯18%
- 30歳代:二人以上世帯14%・単身世帯17%
- 40歳代:二人以上世帯12%・単身世帯14%
- 50歳代:二人以上世帯12%・単身世帯14%
- 60歳代:二人以上世帯11%・単身世帯10%
- 70歳代:二人以上世帯8%・単身世帯6%
現役世代となる20歳代〜50歳代の、手取り収入からの貯蓄割合は15%前後となっています。
「賞与の一部を貯蓄に回したい」と考えている方は、上記の割合を目安に貯蓄に回してみてはいかがでしょうか。
なお、日々の収入においても10〜15%を貯蓄に回せると良いでしょう。
もし手取り収入からの貯蓄割合が10%に満たない場合は、下記の対策を実践してみることをおすすめします。
- 固定費の見直し:通信費や家賃などの固定費を見直してみる
- 変動費の見直し:自炊を心がけたり、日用品はまとめ買いをしたりする
- 収入を増やす:転職や副業を検討する
上記の対策に加えて、貯蓄の目的を明確にしておけると良いでしょう。
たとえば、「老後のために何歳までにいくら貯める」「マイホームの購入資金までに毎年いくら貯める」などを決めておくことで、モチベーションの維持につながります。
その際、具体的な貯蓄額も決めておけると、より計画が立てやすくなります。
次章にて、年代別の平均貯蓄額を紹介していくので、貯蓄額設定の参考にすると良いでしょう。