6月から「2024年度の厚生年金・国民年金」受給開始に。2.7％増額「年金振込通知書」で「手取り」の確認を【年金一覧表】60歳～90歳以上の「厚生年金・国民年金」平均月額はいくらか

2. 【年金一覧表】厚生年金「60歳～90歳以上」の平均年金月額とは

先程の年金額は一例のため、本当はみんないくら受給しているか気になるもの。

厚生労働省から公表された「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、60～90歳以上の平均年金月額を確認しましょう。

なお、以下はすべて国民年金部分を含みます。

年金一覧表

一般的な年金受給開始年齢である65歳以降※なので、65歳以降を確認すると、年齢により違いが見られますが月額14～16万円台でした。

ただし、厚生年金は収入に応じた保険料を支払うので、加入期間やおさめた保険料により個人差が大きいのが特徴となっています。男女別に見ると、男性は16万円台が平均ですが、女性は10万円台です。

ただ、厚生年金についてはパートの方の加入の適用が進んでおり、2024年10月には「従業員数51人以上の企業」に勤め、一定要件を満たせばパートの方も加入ができるようになります。

現代では共働きも多いので、今の現役時代が年金を受給するころには男女差は縮まっている可能性も考えられます。

※65歳未満の厚生年金保険（第1号）の受給権者は、特別支給の老齢厚生年金の定額部分の支給開始年齢の引上げにより、主に定額部分のない、報酬比例部分のみの者となっています。