4. 年金以外にも収入源を作る方法を考えよう
本記事では、厚生年金「月額30万円以上」を受け取っている人の割合や、高額受給者になるための年収目安について紹介してきました。
厚生年金として月額30万円以上を受け取っている人の割合は全体で0.1%未満であり、非常に少数派であることが分かりました。
一般的なサラリーマンでは高額受給者になることは難しいため、年金以外の方法で資産を確保することを検討してみましょう。
老後に向けた資産形成には、新NISAやiDeCoなどを活用した積立投資や、個人年金保険などの私的年金を用意する方法があります。
家計の見直しも含めて、総合的にマネープランを考えたい方にはFPなどの専門家に頼るのもおすすめです。
ゆとりある老後生活に向けて、自分に合ったマネープランを立てていきましょう。
5. 年金のよくある質問(FAQ)
ここでは年金にまつわる「よくある質問」について見ていきます。
5.1 Q1. 自分の基礎年金番号はどこで確認できますか?
A1. 会社員の方は、勤務先で確認することができます。
もしくは基礎年金番号通知書、年金手帳(青色)、国民年金保険料の口座振替額通知書、国民年金保険料の納付書や領収書、年金証書、年金額改定通知書等の通知書等でも確認できます。
5.2 Q2. 月の途中で転職すると、厚生年金保険料はどうなりますか?
A1. 資格取得した月の保険料から支払う必要があります。
保険料は月単位で計算するので、月の途中で退職した場合は前月分までを納めます。月の途中で新しい会社に入社した場合、その月から保険料を支払います。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「自分の基礎年金番号の確認方法を教えてください。」
- 日本年金機構「月の途中で入社したときや、退職したときは、厚生年金保険の保険料はどのようになりますか。」
- 公益財団法人生命保険文化センター「生活保障に関する調査」
中本 智恵