2. 就職氷河期世代【50歳代・おひとりさま世帯】平均貯蓄額はいくら?
50歳代・おひとりさま世帯の平均貯蓄額は1391万円、中央値は80万円です。
2.1 【50歳代・おひとりさま世帯の貯蓄額】平均貯蓄額と中央値
- 平均:1391万円
- 中央値:80万円
では、実際に貯蓄をどれくらい保有している人が多いのでしょうか。
2.2 【50歳代・おひとりさま世帯の貯蓄額】金額階層別の世帯割合
- 金融資産非保有:38.3%
- 100万円未満:11.2%
- 100~200万円未満:5.2%
- 200~300万円未満:2.7%
- 300~400万円未満:3.6%
- 400~500万円未満:3.8%
- 500~700万円未満:4.6%
- 700~1000万円未満:5.5%
- 1000~1500万円未満:4.9%
- 1500~2000万円未満:4.1%
- 2000~3000万円未満:4.4%
- 3000万円以上:9.3%
50歳代も40歳代と同様、貯蓄ゼロの世帯が最多となりました。
40歳代になると介護保険料の支払いが始まります。「老後」をより身近に感じる人が増える頃ではないでしょうか。
50歳代になれば、さらに老後への意識が高まる人が増えると考えられます。
しかし、40歳代・50歳代の貯蓄データを見ると、十分な貯蓄がない状態で老後を迎えようとしている人が多いと見受けられます。
定年退職時にまとまった退職金を受け取り老後資金に充てることができれば安心ですが、そうでない場合には公的年金に頼るほかないでしょう。
では、老後の生活を支える「国民年金・厚生年金」の受給額はどれくらいあるのでしょうか。
公的年金に関する統計資料から、年金事情を確認していきます。