2. 定額減税は住宅ローン控除とふるさと納税に影響するのか
住宅ローン控除とは、住宅ローンを利用している人が年末時点におけるローン残高の0.7%を所得税から直接差し引くことができる制度です。
また、ふるさと納税は本来納めるべき税金を自治体に寄付することで食品や日用品などの返礼品を受け取れる制度となっています。
結論、定額減税の適用により住宅ローン控除やふるさと納税に影響が出ることはありません。従来通り、定額減税が適用されない場合と同様に住宅ローン控除とふるさと納税を利用可能です。
定額減税によりふるさと納税できる金額が少なくなったり、住宅ローン控除で控除される税金が減ったりすることはないので安心してください。
執筆者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。慶應義塾大学商学部会計ゼミにて会計を学んだ後、東京海上日動火災保険株式会社に就職。企業が事業活動を行ううえでの自然災害や訴訟に対するリスク分析・保険提案を3年間行う。「企業が倒産しない」・「事業で安定的に利益を出す」ための適切な保険でのリスクヘッジの提案に努めた。
特に、製造業者や工事業者に対する賠償責任保険や工事保険の提案が得意。取引先企業の社長・経理・人事・プロジェクト担当者など様々な部署への営業活動を行った。上場企業の新規事業に対する保険提案が評価され、全国社員への社内プレゼンを実施した経験もある。
また、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を活かし、取引先従業員に対するNISAやふるさと納税に関するセミナーの実施経験有。現在は、フリーランスとして保険や投資、税金などのお金に関する記事の執筆や個別相談・ライフプランニングの作成・実行支援を行っている。