4. 【厚生年金と国民年金】自分の受給額を確認したら、早めの備えを
受け取れる年金は、国民年金か厚生年金かによって大きく異なります。まずはねんきんネットやねんきん定期便などで、自分の受け取れる年金がどちらかを確認しましょう。
現在の収入や支出に対して、年金の金額だけでは不足する場合には今から老後の資金を準備する必要があります。
年金だけに頼る生活とならないよう、現役時代の今から老後の資産を準備していきましょう。
老後の資産という大きい資産をつくるには一朝一夕には完成しません。2019年には老後2000万円問題が話題となりました。
【図4枚目/全4枚】老後2000万円問題とは
出所：金融審議会「市場ワーキング・グループ」（第21回）厚生労働省提出資料「iDeCoを始めとした私的年金の現状と課題」をもとにLIMO編集部作成
老後2000万円問題は、高齢夫婦の無職世帯の月の赤字が5万5000円となり、老後を30年間と仮定した場合、2000万円となる計算です。
上記だけの金額を準備するには、預貯金だけでなく運用なども組み合わせながら、コツコツと長時間をかけて備える必要があるでしょう。
今はつみたてNISAやiDeCoなど、非課税で運用できるものもあります。リスクなどもきちんと確認しながら、将来に向けて少しずつ老後資金を貯めていきましょう。
参考資料
齋藤 英里奈
