1. リビングの後悔ポイント1:窓の設置位置が悪く、中が丸見えになる
「リビングの窓の設置位置が悪く、隣の家や近くの道路からリビングの中が丸見えになる」
リビングには大きな窓を設置して開放感を演出したくなりがちですが、周辺環境によっては家の中が丸見えになってしまうことがあります。
そうなってしまうとせっかく窓を作ったのに、カーテンを常時閉めっぱなしにしてしまうことにもなりかねません。
隣家の窓の位置や周辺道路の状況をあらかじめ確認しておき、プランニングを進めていくことが不可欠になります。
なお、目隠し用の植栽やフェンスなどをプランニングの段階から計画して、周囲からの視線を遮るように工夫することもできます。
2. リビングの後悔ポイント2:窓を大きくしすぎた
「窓を大きくしすぎたため、夏は室内が暑くて電気代がかかる。日差しが強いため一日中カーテンを閉めきっているし、冬の夜が寒すぎる」
リビングの窓が小さいと、思っていた以上に部屋が暗くなってしまうことがあります。
しかし窓を大きくしすぎたために、「夏は暑くて冬は寒い」と後悔するケースも少なくありません。
大きな窓があるとどうしても建物の断熱性が低くなってしまうので、室内への熱の出入りが大きくなり、冷暖房による空気が外に逃げてしまいます。
その結果、「夏は暑くて冬は寒い」といったことが発生しやすくなります。
また「日差しが入り込みすぎて眩しい」、「床や家具が日焼けする」といったことのほかに、建物の耐震性が低下するデメリットも。
大きな窓を設置する際には、断熱性能の高い窓(Low-E複層ガラス、Low-Eトリプルガラス等)を採用する、庇や遮光カーテンなどで日差しを遮る工夫をするほかに、耐震性がきちんと担保されていることを確認しておくことが大切です。