2. 【60歳代・二人以上世帯】金融資産保有世帯の貯蓄額は平均いくら?

次に、同調査より金融資産保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。

60歳代・二人以上世帯の貯蓄円グラフ

60歳代・二人以上世帯の貯蓄円グラフ

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」をもとにLIMO編集部作成

2.1 【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄2000万円以上の割合

  • 38.0%

2.2 【60歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値

  • 平均:2588万円
  • 中央値:1200万円

貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄2000万円以上は38.0%と「約4割」という結果に。

貯蓄額の平均は2000万円を超え、中央値は1000万円を超えました。

貯蓄保有世帯では、多くの世帯が1000万円程度は備えがある状況だとわかります。

思うように貯蓄ができていないと感じている人は、NISAやiDeCoなどを活用して、預貯金以外の金融資産を保有することを検討してみてもよいかもしれません。

老後は多くの世帯で年金と貯蓄を使って生活していくことになります。

では、年金はいくらぐらい受け取れるのでしょうか。

次章に「厚生年金」の平均受給額を記載するので、参考にしてみてください。