2. 【40歳代・ひとり世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はどれくらいか

次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。

40歳代・ひとり世帯の貯蓄円グラフ

40歳代・ひとり世帯の貯蓄円グラフ

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」をもとにLIMO編集部作成

2.1 【40歳代・単身世帯】貯蓄100万円未満の割合

  • 18.7%

2.2 【40歳代・単身世帯】貯蓄3000万円以上の割合

  • 7.3%

2.3 【40歳代・単身世帯】平均貯蓄額と中央値

  • 平均:964万円
  • 中央値:500万円

貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄100万円未満は18.7%。

平均は900万円を超え、中央値は500万円を超えました。

金融資産非保有世帯が含まれていないため、平均値、中央値ともにさきほど確認した値よりも高くなっています。

しかし、100万円未満が18.7%に対して1500万円以上が18.2%と同水準になっている点に注目すると貯蓄の二極化が見受けられます。

この結果は、貯蓄がある程度の水準に達する人がいる一方で、準備がまったくできていない人も一定数いる状況を示しているといえるでしょう。

それでは、40歳代の世帯では手取り収入からどれほど貯蓄に回すことができているのでしょうか。

次の章では、40歳代の「手取り収入からの貯蓄割合」について統計から確認しましょう。