4月15日は年金支給日でした。
毎年の誕生月に届く「ねんきん定期便」などで、一度は年金見込額を確認したことがある方も多いのではないでしょうか。
厚生年金「月額15万円以上」の男性の割合は少なくないものの、天引きされるお金があるため落胆することがあります。
厚生年金「月額15万円以上」の男性の割合や、次回6月14日支給の年金年金からも天引きされるお金について、整理していきましょう。
1. 厚生年金「月額15万円以上」の男性は少なくない
まずは厚生年金の額面が「月額15万円以上」という男性の割合を見ていきましょう。
今回参考にするのは、厚生労働省の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」という資料です。
こちらの公的資料では、厚生年金の金額に国民年金部分も含まれているため、本記事においてもこの通りとします。
1.1 厚生年金保険の受給額ごとの人数(男性)
平均受給額:16万3875円
- 1万円未満:4万2520人
- 1万円以上~2万円未満:1万79人
- 2万円以上~3万円未満:4930人
- 3万円以上~4万円未満:7128人
- 4万円以上~5万円未満:2万2573人
- 5万円以上~6万円未満:5万6631人
- 6万円以上~7万円未満:16万3911人
- 7万円以上~8万円未満:24万2231人
- 8万円以上~9万円未満:24万8550人
- 9万円以上~10万円未満:27万422人
- 10万円以上~11万円未満:34万2760人
- 11万円以上~12万円未満:43万1283人
- 12万円以上~13万円未満:51万9747人
- 13万円以上~14万円未満:62万5003人
- 14万円以上~15万円未満:73万5371人
- 15万円以上~16万円未満:83万5773人
- 16万円以上~17万円未満:92万6898人
- 17万円以上~18万円未満:98万1435人
- 18万円以上~19万円未満:95万8567人
- 19万円以上~20万円未満:87万3863人
- 20万円以上~21万円未満:73万5334人
- 21万円以上~22万円未満:55万3806人
- 22万円以上~23万円未満:37万3837人
- 23万円以上~24万円未満:24万7558人
- 24万円以上~25万円未満:16万2911人
- 25万円以上~26万円未満:10万437人
- 26万円以上~27万円未満:5万8850人
- 27万円以上~28万円未満:3万3028人
- 28万円以上~29万円未満:1万5615人
- 29万円以上~30万円未満:7225人
- 30万円以上~:1万2164人
男性の平均受給額は16万3875円。ボリュームゾーンは「17万円以上~19万円未満」でした。
男性の厚生年金受給者は1060万440人なので、ここから15万円以上の割合を算出すると、64.9%でした。
半数以上の男性は月額15万円以上の厚生年金(国民年金を含む)を受給していることになります。
ただし、厚生年金が15万円あれば「老後は安泰!」ともいい切れません。