リラックスしたいときや一息つきたいとき、あるいは友人と話したいときなどに適したカフェは、多くの人にとって身近な場所。また、テイクアウトも可能なカフェで、出勤前や休憩時間などにコーヒーを買いに行く人もいることでしょう。
その一方で「カフェをよく利用する人はお金が貯まらない」「マイボトルを持参すれば月に数千円貯金できるのにもったいない」という意見もあります。
総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)1世帯当たり年間の品目別支出金額」によると、「喫茶代」に使う1世帯当たりの年間金額は「愛知県」がもっとも多く「東京都」「岐阜県」が続きます。
愛知県はカフェ文化が栄えていることでも有名ですが、愛知県に隣接する岐阜県においてもその傾向は強いといえます。カフェ(喫茶)に年間使うお金は都道府県ごとに大きな差があります。
本記事では、有名カフェのコーヒーの価格データをたっぷりとチェック!記事後半では、都道府県別「カフェ代ランキング」や、カフェ好きの方にもおすすめしたい「節約のコツ」を見ていきましょう。
1. 【調査】カフェチェーン「ホットコーヒー」価格:一杯あたり3倍以上の価格差?
チェーン店のカフェでホットコーヒーを一杯といっても、お店によって設定価格に差があります。
以下、有名カフェのホットコーヒー(Mサイズ、およびMサイズに準ずるサイズ)の価格を見ていきましょう。
- 椿屋珈琲(ブレンド珈琲)1045円
- コメダ珈琲(コメダブレンド)460~700円
- セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ(レギュラーコーヒー:C)430円
- スターバックス(ドリップコーヒー:tall) 420円
- タリーズコーヒー(本日のコーヒー:tall)420円
- エクセルシオールカフェ(ブレンドコーヒー:R)380円
- サンマルクカフェ(サンマルクブレンド、アメリカンコーヒー:M)360円
- PRONT(ホットコーヒー:R)320円
- ドトール(ブレンドコーヒー、アメリカンコーヒー:M)300円
- カフェ・ベローチェ(ブレンドコーヒー:R)270円~
※各社メニュー表記により、税込/税抜価格が混合しています。
1.1 比較的高価格な「椿屋珈琲」「コメダ珈琲」など
上記においてホットコーヒーの価格がもっとも高いのは「椿屋珈琲」です。椿屋珈琲は商品価格が高いものの、レトロかつゴージャスな店内も魅力的で、落ち着いた雰囲気の中でティータイムを楽しめます。
質の高いフードも充実しているため、贅沢したいときにおすすめです。
「コメダ珈琲」はカフェ文化が盛んな名古屋が発祥で、全国に店舗を展開しています。ドリンクをオーダーするといただける豆菓子も人気を集めています。
また、コメダ珈琲のコーヒーの価格は店舗ごとに異なります。地方エリアの方が都心部よりも安い傾向にあります。
1.2 ミドル帯は400円台「スタバ」「タリーズ」など
「セガフレード」は都心部のおしゃれなイメージのあるエリアやデパートなどを中心に出店しています。
アルコール類も充実しているほか、ピザサンドやパスタなどもあります。
「スターバックス」と「タリーズコーヒー」は店舗数も多く、学生を含む多くの人にとって馴染みがあります。チェーン展開しているカフェの中では中〜中の上の価格帯ですね。
コーヒーはもちろん、特にスターバックスでは季節限定のフラペチーノも人気で、自分へのご褒美として利用する人も少なくないでしょう。
1.3 低価格帯も魅力「ドトール」「カフェ・ベローチェ」
1000以上もの店舗数を誇る「ドトール」も多くの人に身近な存在かもしれません300円というリーズナブルな価格帯でコーヒーを楽しめます。
フードメニューも充実しているためランチ利用にもおすすめです。
「カフェ・ベローチェ」はチェーン店のカフェの中でもリーズナブルな価格帯でコーヒーを楽しめます。500円以内でモーニングをつけられる店舗もあるようです。
価格は良心的であるものの落ち着いた雰囲気の店舗も多く、勤務された方の休憩タイムにもくつろげることでしょう。
カフェ好きの方の中にはモーニングを食べて一日のやる気を出す方、おいしいコーヒーをテイクアウトして仕事に励む方、疲れを帰宅前に癒す方などさまざまな方がいます。
しかし、カフェを頻繁に利用していれば、年間の支出総額は高くなり、プチ旅行に行ける金額を使っていたなんてこともあります。
次の章からは、カフェ代に泣かされないよう「節約のコツ」をご紹介します。