2. 巨大な壁が設置された理由を考察&大喜利する声も

【写真全3枚/2枚目】窓が少ないデザインなので、より「壁」っぽいですね

建築家磯崎新デザイン 多目的ホール「なら100年会館」

出所:@momoshima_jun

こちらの壁の正体は、奈良市制100周年を記念して建てられた多目的ホール「なら100年会館」の外壁です。建築家の磯崎新氏が設計しており、「奈良の文化を育て、世界に発信する文化の船」をイメージして建てられました。

さまざまな大きさのホールでは、奈良の文化を伝える学会や展示会、コンサートなどが行われています。

百島さんに撮影の経緯を伺うと、「自転車であちこち走るのが好きで、この日は奈良の桜でも撮影しようと走っていたところ、偶然この場所に辿り着きました。写真は窓が極端に少ない『なら100年会館』の西側の外壁です」と教えてくれました。

ポストには多数のいいねに加え、リプライ欄には、

  • 「なにこれ?進撃の巨人?」
  • 「奈良の大仏が外に出ないよう設置された壁ね」
  • 「これがあるからこそ奈良県は鹿に侵略されずに済んでいます」

など、巨大な壁が設置された理由をさまざまな角度から考察する、大喜利コメントが数多く寄せられました。

百島さんいわく、特に「進撃の巨人」のウォールマリアと、「仮面ライダービルド」のスカイウォールをイメージする方が多かったそう。2つの作品のファンにとっては、見に行きたくなる光景ですね。

3. 「なら100年会館」でモダンなデザインやイベントを楽しむ

【写真全3枚/3枚目】「なら100年会館」正面入口の様子

正面入口の様子

出所:@momoshima_jun

いかがでしたでしょうか。今回はXで話題になっている、「奈良県の住宅地にそびえ立つ大きな壁の正体」についてご紹介しました。モダンで素敵な建築を見るためにも、ぜひ足を運んでみてください。

また、「なら100年会館」の大ホールの使用料(1階席のみ使用、入場料無料の場合)は、平日午前で3万8400円(税込)、土日祝日で4万4400円(税込)となっています。

その他、中ホール、小ホール、会議室などもあり、日にちや時間帯によって価格が変わります。利用を検討している方は、ぜひ公式ホームページでチェックしてみてくださいね。

参考資料

成瀬 亜希子