4月に入り、日本各地で桜が見頃を迎えています。2024年の春は家族や友人、会社の人などとお花見の予定を立てている方も多いでしょう。
昨年は、大手企業がお花見の名所で1週間ほど前から場所取りをして、ニュースになったこともありました。企業にとってもお花見は社員同士の交流を深める一大イベントですが、実際のところ当事者はどう思っているのでしょうか。
そこで本記事では、就職・転職に関する匿名相談サービスを運営する株式会社ライボが実施した、『2024年 職場の花見実態調査』の結果をいくつか紹介します。
調査期間は2024年2月21日〜26日、調査対象となったのは全国の20〜50代の男女、有効回答数は606人です。
みんなが職場のお花見に対してどのようなイメージを持っているのかが分かる内容なので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
みんなは職場のお花見をどのように思っているのか?
株式会社ライボの『2024年 職場の花見実態調査』によると、「2024年に職場でお花見を実施する」と回答した人が11.3%、「お花見は開催しない」と回答した人は88.7%でした。
コロナ禍前の2019年に「職場でお花見をした」と回答した人が49.3%いたことを考えると、かなり減少している現状が伺えますね。
職場のお花見について、みんなはどう思っているのでしょうか。今回は職場のお花見のイメージや参加したくない理由などを、アンケートの結果をもとに紹介します。
職場で開催するお花見のイメージのなかから、特に回答数が多かった項目5つを以下の表にまとめてみました。
7位には「仕事以外の一面を知れると思う(17.3%)」、8位には「上司と部下の交流を深められると思う(13.0%)」などプラスの意見もありますが、全体的にはマイナスなイメージを持つ人が多い傾向にあることが伺えます。
また、職場でお花見を開催する時代的なイメージを尋ねたところ、「昭和のイメージがある」と回答した人が77.1%で、全体の4分の3以上を占めました。
SNSでは職場の人とのお花見を楽しむ様子も見かけますし、飲食店のなかには大人数向けのオードブルを販売しているところもあるため、「昭和のイメージがある」と答えた人がこんなに多いとは驚きです。
職場のお花見に参加したくない理由や今後を予想
今後、職場の花見が開催される場合の参加意欲を聞いてみると、「参加したいと思わない派」が60.7%で過半数を占めたことが分かりました。
内訳は「全く参加したいと思わない」が23.4%、「参加したいと思わない」が18.0%、「どちらかといえば参加したいと思わない」が19.3%でした。
参加したくないと回答した368人に理由を聞くと「プライベートを優先したい」が51.4%で最多に。続いて「休日を使いたくない」が47.6%、「気を使うのが疲れる」が40.5%というのが、上位3つの回答となりました。
また、今後の職場のお花見はどうなるかという質問には、85.8%が「今後は無くなっていくと思う」と回答。今後は気が合う友人や同僚、家族などと個人的にお花見をするのが主流になるのかもしれませんね。