2024年4月15日(月)は2ヶ月に1回の年金支給日です。
今年の1月19日に厚生労働省が発表した2024年度の年金額の例によると、2024年度の年金額は2.7%の増額改定となりました。
年金受給額には個人差があり、厚生年金の月額平均は14万3973円ですが、2ヶ月分の年金として「60万円」が支給される人もいます。
では、そんな「月額30万円以上の年金収入」がある人とはどのような方なのでしょう?
今回は「ひとりで月額30万円以上」の年金収入がある方について詳しく見ていきたいと思います。
1. 厚生年金と国民年金の仕組みとは?
まずは年金の仕組みを確認しましょう。
日本の公的年金は、上記のように国民年金と厚生年金の2階建てになっています。
1.1 国民年金(1階部分)
- 原則、日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務がある
- 保険料は一律
- 納付した期間に応じて将来もらえる年金額が決まる
1.2 厚生年金(2階部分)
- 公務員やサラリーマンなどが加入する
- 収入に応じた保険料を支払う(上限あり)
- 加入期間や納付額に応じて将来もらえる年金額が決まる
日本の年金は2階建てとなっており、個人によって加入期間や種類が異なるため、将来の年金受給額には個人差が出てきます。
特に、会社員や公務員などが加入する厚生年金は、加入期間や現役時代に納めた保険料により将来の受給額が大きく変わるのが特徴です。
2. 次回支給日は4月15日(月)!2024年の年金支給日一覧
年金支給日は2ヶ月に1回、偶数月の15日となっています。
ここでは、年金支給日のスケジュールを確認しましょう。
2.1 2024年の支給日一覧
- 2月の支給日:15日(12月、1月分)
- 4月の支給日:15日(2月、3月分)
- 6月の支給日:14日(4月、5月分)
- 8月の支給日:15日(6月、7月分)
- 10月の支給日:15日(8月、9月分)
- 12月の支給日:13日(10月、11月分)
2024年度の年金額は、昨年度に比べて2.7%の増額となっていますが、この増額分を受け取れるのは6月からとなっています。
なお、年金受給日である15日が土日祝日の場合は、その直前の平日が支給日となるため6月と12月は支給日が前倒しになります。
では、次章からはいよいよ羨ましい「月額30万円以上」を受け取っている人の割合を見ていきます。
記事後半では、厚生年金と国民年金の全体平均受給額についても紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。