【年金一覧表】60歳～90歳以上の「厚生年金・国民年金」みんなの平均月額はいくら？4月15日は年金支給日！全年齢の平均は厚生年金で14万3973円。国民年金はいくら？

4. 「全年齢」老齢年金の平均年金月額はいくらなのか

では、全年齢を対象とした平均月額はいくらなのでしょうか。

厚生年金と国民年金の平均額、またそのボリュームゾーンを確認しましょう。

厚生年金の平均額（全年齢）

※国民年金部分を含む

全体平均は14万3973円。しかし、男女別に見ると約6万円の差があります。

今年金を受給している世代では、女性の方が男性に比べて賃金が低く、結婚で離職した人も多いです。

現代でも育児や介護などライフイベントで働き方が変わりやすいのは女性が多いため、年金の男女差は今後も続くのではないでしょうか。

またグラフを見ると、個人差が大きいこともわかります。男性のボリュームゾーンは17万円～18万円未満、女性のボリュームゾーンは9万円～10万円ですが、幅広い受給額にばらけているようです。

同じ勤務年数でも年収が高い人は年金が高いですし、同じ年収の人でも「途中で独立して厚生年金を脱退した人」などは年金額が下がります。

まさに十人十色の年金額となるでしょう。

見込みの金額については、ねんきん定期便やねんきんネットなどで確認しておけると安心です。

国民年金の平均額（全年齢）

国民年金の平均月額は5万円台で、大きな男女差はありませんでした。

厚生年金と国民年金の平均年金月額について1歳刻みで確認しました。特に厚生年金では、年齢による違いが見られましたね。

ただし個人差が大きいため、ご自身の年金受給予定額については、ねんきん定期便等で確認しましょう。

公的年金だけに頼りすぎると、老後資金が不足するリスクがあります。

まずは年金受給額を知ることから始め、足りない分について早めに対策を始めましょう。

など、さまざまな選択肢から組み合わせることが大切です。

今回の統計を参考に、ご自身に合った老後資金計画を考えてみてください。

太田彩子