女性にとってメイクをするのが大変というタイミングは多々あります。たとえば、花粉症の時期。鼻水や涙でメイクが落ちてしまい苦労している方は多いはずです。眼鏡市場を展開する株式会社メガネトップはそんな悩みを解消する製品として、2023年6月からかけるとメイクをしているように見えるレンズ「美肌ヴェール メイクアップカラー(以下、メイクアップカラー)」を展開しています。
発売から半年以上が経過していますが、現在は花粉症のピークということもあり、ニーズが高まっているようです。3月14日に「眼鏡市場 渋谷店」で開催されたメディア向け体験会で、どのような商品なのか、どんな人が購入しているのか、話を聞いてきました。
1. 【女性目線のメガネレンズ】新開発技術と400回の試作を経て完成
「メイクアップカラー」は、メイクでアイシャドーやチームにあたる箇所にそれぞれ異なる濃度の染色を施すことで、自然な血色とメイク感を演出するレンズです。染色には新開発の技術が採用されており、レンズの上に細やかな調整のもとで色を入れることができるというところがポイントです。
実は完成までにはかなりの試行錯誤があったというメイクアップカラー。発端はレンズメーカーである伊藤光学工業の女性技術者の「コロナ禍の暗い雰囲気を払拭したい」という思いでした。当初は社内で商品化に否定的な声もあったそうですが、他の女性社員の後押しもあり、チームが結成され、本格的な開発がスタートしました。
伊藤光学工業でプロトタイプが出来上がった後、今度は眼鏡市場のパーソナルカラーアナリストなどから構成されるチームと合同の開発を行い、メガネをかけたときに違和感がなく、目元の悩みを効果的に解決できる現在の完成形に至りました。色を入れる場所や色味の調整などの試作は400回にも及んだとのことです。
2. 【女性目線のメガネレンズ】パーソナルカラーの無料診断も、30代女性からも支持を集める
メイクアップカラーのカラーは4色で、ナチュラルメイク感のあるピーチ(Spring)とピンク(Summer)、しっかりメイク感のあるオレンジ(Autumn)とボルドー(Winter)を展開しています。眼鏡市場ではほとんどの店舗にパーソナルカラーアナリスト資格の保有者が在籍しているため、無料の診断をした上でぴったりのカラーを選択できるのもポイントです。
レンズは眼鏡市場で販売するほとんどのフレームと組み合わせることが可能で、価格はフレーム料金+3300円(税込)となります。レンズのみの購入も可能で、その場合は2枚1組で1万5180円(税込)となります。
眼鏡市場の顧客は40~60代の女性が中心ですが、メイクアップカラーは若い世代からも支持を集めており、30代女性からの引き合いも高いとのことです。メイクに合わせて組み合わせるために、1色だけでなく複数色を購入する方もいるようです。