桜が咲く時期になると、京都には国内外から多くの観光客が訪れます。清水寺や嵐山といった京都の名所がいつも以上に人で溢れかえる様子からも、春の京都の人気の高さが伺えます。

桜と歴史的な街並みや寺院がコラボした景色は特別なものですが、なかには「できれば人混みを避けてゆっくり桜を見たい」「メジャーな場所はほとんど行ったことがある」と人が少ない場所を探している方もいるでしょう。

そこで今回は、京都在住者に取材したお花見の穴場スポットを紹介します。人気のお花見スポットを訪れるときのコツやお花見の平均予算なども紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

1. 【京都在住者がおすすめするお花見穴場スポット】渉成園

京都駅近くの住宅街の中にある日本庭園

住宅街の中にある庭園

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渉成園は、JR京都駅から徒歩約10分のところにある庭園です。東本願寺の飛地境内地で、江戸幕府3代将軍の徳川家光が土地を寄進して作られました。

渉成園は街中にある大きな日本庭園なのですが、周囲は住宅がギュッと集まっている地域であるためか、有名な場所ほど観光客が押し寄せない印象です。

園内には「傍花閣」という建物を中心に、ソメイヨシノ・ヤマザクラ・シダレザクラなどが植えられています。駅からもほど近く、空いた時間にちょっと立ち寄るのにおすすめのスポットです。

2. 【京都在住者がおすすめするお花見穴場スポット】京都府庁旧本館

和と洋がコラボした独特の景色が見られる

和と洋がコラボした独特の景色が見られる

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京都府庁旧本館は、明治37年(1904)年に竣工した国の重要文化財です。完成当時の姿をそのままとどめており、現在も京都府の事業などで使われています。

レンガ造りの外観からは近代ヨーロッパのような雰囲気を感じますが、建物内には日本の技術を取り入れるほか、中庭には「祇園しだれ桜」という大きな桜の木が植えられています。

和と洋がコラボした独特の景色が見られるのは、京都府庁旧本館ならではです。

毎年春には観桜祭が催され、期間中はコンサートや地元の高校生による茶席などが行われます。建物内の見学もでき、レトロな建物と美しい桜を心ゆくまで堪能できるスポットです。