2. 【60歳代・二人以上世帯】貯蓄「2000万円以上」の世帯は何パーセント?「貯蓄ゼロ」の世帯は約20%も…
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」より、60歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認していきます。
なお、本データは金融資産を保有していない世帯を含んだ数字です。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
2.1 金融資産を保有していない世帯を含む貯蓄額
60歳代・二人以上世帯の貯蓄額は、以下のとおりです。
※貯蓄額には、現金・預貯金以外に株式や投資信託、債券などの金融商品残高が含まれます。
【60歳代・二人以上世帯】の貯蓄2000万円以上の割合
- 29.1%
【60歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:1819万円
- 中央値:700万円
2.2 貯蓄額一覧表
- 金融資産非保有:20.8%
- 100万円未満:6.1%
- 100~200万円未満:5.5%
- 200~300万円未満:3.3%
- 300~400万円未満:3.2%
- 400~500万円未満:3.4%
- 500~700万円未満:5.3%
- 700~1000万円未満:6.1%
- 1000~1500万円未満:8.6%
- 1500~2000万円未満:5.7%
- 2000~3000万円未満:8.8%
- 3000万円以上:20.3%
60歳代世帯のうち、貯蓄貯蓄2000万円以上の割合は約3割となりました。
一方、貯蓄ゼロの世帯は20.8%。60歳代は、老齢年金をこれから受け取る世帯、すでに受け取る世帯が混在します。
これから退職金を受け取り老後資金に充てるという世帯もあるでしょう。
次章では、多くの世帯が年金生活を開始していると考えられる70歳代の貯蓄事情も確認していきます。