同じ両親から生まれるのだから、妊娠も出産も毎回同じだろうと思っていませんか。実は妊娠の経過や出産は、その子その子で違います。実際に3人産んだ筆者も、3回とも妊娠の経過と出産が異なりました。生まれた子の気質も性格も発達もバラバラで、これほど個性的だとは思いませんでした。今回は実際にどれだけ違ったか、それぞれご紹介します。

3人それぞれで違った妊娠期間中の変化

妊娠中は様々な体の変化があるもの。「①長男 ②次男 ③長女」に分けて、妊娠中の体の変化をご紹介します。

つわり

① 長男:食べ悪阻+吐き悪阻。1日中船酔い状態で横になっていても気持ち悪く、3人の中で一番重い。②次男:なし。③長女:吐き悪阻。1日中二日酔い状態で横になっていないと体力が持たなかった。

「つわりがキツイと男の子、もしくは女の子という説」がありますが、筆者の場合性別は当てはまりませんでした。諸説ある中でも当たったのが「つわりが軽いと自分に似ている説」。つわりのなかった次男が一番筆者に似ています。

妊娠中の食の好み

① 長男:和食好き ②次男:肉好き ③長女:麺類や洋食好き

ラーメン、うどん、スパゲッティ…今まで麺類を美味しいと感じたことがありませんでした。付き合いで食べなければ、年に1回も麺類を食べることはないでしょう。

ところが長女を妊娠中、人生で初めて麺類を美味しいと感じ、つわり中は麺類しか食べられませんでした。「体の中に別人がいる」と実感しました。妊娠中の好みは、今でもそのまま子どもたちの好きなものになっています。

睡眠

① 長男②次男:妊娠後期3時間ごとに目覚める ③長女:妊娠期間中ずっと早朝覚醒(午前3〜6時に目覚める)

妊娠後期の睡眠パターンは、そのまま産後の睡眠パターンなりました。夜間授乳は長男と次男は3時間ごとに起き、長女は早朝目覚めています。

貧血

① 長男②次男:妊娠後期で貧血 ③長女:貧血なし

ほうれん草、納豆、鉄分ウエハース…妊娠中3人とも同じように鉄分をとりましたが、長男と次男は貧血で鉄剤を飲むことになりました。不思議と長女は貧血になりませんでした。

妊娠中の体の変化は、三者三様。筆者の場合は、大きく分ければ男女で差があったように感じます。よく観察すると、睡眠や食の好みなど、妊娠中の変化が生まれた後の赤ちゃんに繋がっていることも気付きました。

出産時の痛みも時間も違った