4. ポイント4.投資方法を選べる

新NISAのポイント4つ目は、投資方法を選べることです。

つみたて投資枠は積立投資のみですが、成長投資枠は一括投資と積立投資のいずれかから投資方法を選べます。

積立投資は投資タイミングを分散することでリスクを抑えられるため、投資未経験者はまず積立投資から始めてみてもいいかもしれません。

5. ポイント5.手数料がかかる

新NISAのポイント5つ目は、手数料がかかることです。

投資は商品購入時や売却時、保有中などに手数料がかかります。特に、投資信託は保有している限り信託報酬という手数料が発生し続けるため注意が必要です。

信託報酬別にみた、100万円分の投資信託を保有する際に発生する合計手数料は以下のとおりとなります。

投資信託を1年・10年・30年保有した場合にかかる信託報酬

信託報酬率・保有期間ごとのコスト

出所:筆者作成

5.1 【信託報酬別】保有期間ごとの手数料

 信託報酬  保有期間1年  保有期間10年  保有期間30年

  • 年率0.1%  1000円    1万円       3万円
  • 年率0.3%  3000円    3万円       9万円
  • 年率0.5%  5000円    5万円      15万円
  • 年率1%   1万円     10万円      30万円
  • 年率2%   2万円     20万円      60万円

信託報酬が年率0.1%の投資信託では30年間保有してもかかる手数料は3万円ですが、信託報酬が年率1%の投資信託を保有した場合は30年間で30万円もの手数料がかかります。

そのため、投資信託購入時には信託報酬をかならず確認しましょう。

6. 少額から資産運用を始めよう

新NISAのポイントを5つ紹介しましたが、投資は実際にやってみて学ぶことも多いです。

そのため、まずは少額から資産運用を始めてみてください。日々の値動きや銘柄選定に慣れてきたら、徐々に投資額を増やしていきましょう。

参考資料

苛原 寛