厚生労働省が2024年度の公的年金支給額を、前年度と比較して2.7%引き上げると発表しました。
この増額は物価や賃金の上昇を反映したもので、2年連続の増額となります。
現在、多くの方が65歳から公的年金を受け取り、老後生活をスタートしていますが、現役世代の中には老後資金に不安を感じる方も少なくないでしょう。
「今年こそは貯蓄しよう」「みんながどれくらい貯蓄しているのか気になる」という方もいるのではないでしょうか。
今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、40歳代・二人以上世帯の貯蓄額をみていきます。
1. 【40歳代・二人以上世帯】貯蓄3000万円台は何パーセントか
40歳代・二人以上世帯で「貯蓄3000万円以上」の人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」より、40歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
1.1 【40歳代・二人以上世帯】の貯蓄3000万円以上の割合
- 4.9%
1.2 【40歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:825万円
- 中央値:250万円
貯蓄3000万円以上は1割未満。