まだ肌寒い時期から咲き始め、春の訪れを感じさせてくれる早春の山野草。

春先に咲いて夏以降は地上から姿を消すはかなさが魅力で、「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」とも呼ばれています。

可憐でデリケートな性質の山野草は、管理しやすい鉢植えで育てるのがオススメ。今回は鉢植え栽培のコツやオススメの植物を参考価格とともに紹介します。

1. ナチュラルガーデンに! 山野草を鉢植えで育てるメリット

山野草イメージ写真

Risto Puranen/shutterstock.com

1.1 場所を変えながら育てられる

山野草の多くは比較的冷涼で風通しのよい場所に自生しています。寒さには強いものの暑さはやや苦手。無事に夏越しさせるためには、できるだけ暑さや蒸れから守ってあげることが大切です。

鉢植えにすると季節に合わせて置き場所を変えられるので、デリケートな山野草には適していると言えるでしょう。

1.2 コンパクトな花姿を楽しめる

早春の山野草は花や葉が小ぶりで、可憐な草姿がその最たる魅力。広い庭に植えてもあまり目立たず、そのうち茂りだす回りの植物に囲まれて姿が見えなくなってしまいます。

コンパクトな姿を存分に活かすためにも、小さな鉢に植えて主役として輝かせてあげるのがオススメです。