2024年になって早一か月が経ちました。
50代の年齢層の方の中でも、ふと定年後の働き方についてふと考える人もいるのではないでしょうか。
50歳代は人生の中で家族のかたちが変わりやすい時期でもありますが、徐々に近づく老後に備え、貯蓄に励みたい重要な時期でもあるでしょう。
貯蓄の目標を設定する上で、同世代の貯蓄額が参考になります。自分と同世代の人々がどれくらい貯蓄を持っているかを知れば、貯蓄目標を具体的に立てやすくなるでしょう。
そこで今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、50歳代・二人以上世帯の貯蓄額をみていきます。
1. 【50歳代・二人以上世帯】貯蓄2000万円台は何パーセントか
50歳代・二人以上世帯で「貯蓄2000~3000万円未満」の人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」より、50歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
1.1 【50歳代・二人以上世帯】の貯蓄2000万円~3000万円未満の割合
- 7.2%
1.2 【50歳代・二人以上世帯】の貯蓄2000万円以上の割合
- 18.0%
1.3 【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:1253万円
- 中央値:350万円
貯蓄2000万円~3000万円未満は1割未満、貯蓄2000万円以上でみると約2割となりました。