2024年に入り、新NISAがスタートしました。

今年から始められた方など、年始から「日本の株式市場が堅調に推移している」ことをメディア等で目にするのではないでしょうか。

そんな時には「日経平均株価」というものを耳にすることも多いかと思います。

実際、たとえば2024年1月19日の東京株式市場にて、日経平均株価の終値は、前日比497円10銭高の3万5963円27銭でした。このような場面で指標となるのが「日経平均株価」です。

それでは、この「日経平均株価」とはそもそも何なのでしょうか。

今回は日経平均株価についての深掘りをしていきます。インデックス投資との相性についても見ていきましょう。

1. 「日経平均株価」は225銘柄で構成された指標

「日経平均株価」とは日本経済新聞社が算出、公表している株価指数のこととなります。「日経平均」や「日経225」という呼び方もあります。

東京証券取引所プライム市場に上場する銘柄の中から選ばれた、国内株式市場を代表する225銘柄の株価をもとに算出されています。

日経平均と聞くと日本の上場株式全ての平均をイメージされる方もいるかと思いますが、実際は厳選された銘柄の平均となっています。

1.1 日経平均に類似した「日経500種平均株価」も存在する

「日経平均株価」とは別に、似たような東証プライム市場上場の500銘柄を対象にした平均株価指数があります。

それが「日経500種平均株価」と呼ばれるもの。「日経500平均」など略称が用いられることもあります。先程の「日経平均株価」と同じ計算方法で日本経済新聞社が算出し、株価指数として公表される形です。

対象銘柄数を500に拡大することで、日経平均株価よりも広く市場実勢を反映させることを目的としています。

銘柄入れ替えは、過去3年間の売買高、売買代金、時価総額のランキングをもとに上位500位までの銘柄を決定し、年1回4月初めに一斉に実施されます。