LIMOが2023年下半期にお届けした記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2023年9月22日)

4月に新年度が始まり、およそ6カ月が経過しました。新しいクラスや学校、職場にもすっかり慣れた頃ではないでしょうか。

半年も過ごしていると、今まで自分が生活していた環境と現在の違いを感じる場面があったはず。

遠方に引っ越して新生活のスタートを切った方は、特に地元との相違点に気づきやすいかもしれませんね。

そこで今回は、関東の学校や職場で通じにくかった関西弁をいくつか紹介します。

関西を離れて年月が経っている方も、当時のことを思い出しながら読んでみてください。

関西弁1. 押しピン

Lyudmyla Kharlamova/shutterstock.com

ポスターや伝達事項を掲示するときに使用する画鋲のことです。

関東では平らな円盤型のものを画鋲、プラスチックが付いているものを押しピンと呼び分けることもあります。

関西弁2. カッターシャツ

スーツと合わせるときに着るワイシャツを、関西弁ではカッターシャツと言うことがあります。

大阪に本社を置くスポーツ用品メーカー「ミズノ」が、カッターシャツという名称で襟と袖が付いたアウトドア用のシャツを販売したのが定着したと考えられています。

関西弁3. なおしといて

「もとの場所に戻しておいて」という言い回しです。

関東の職場に転職した関西人が、「このファイルなおしてもらっていいですか?」と言ったところ、「どこも壊れていないよ?」と返されたことで方言だったことに気づく場面もあったそうです。

関西弁4. ほっといて

sebra/shutterstock.com

共通語だと「捨てておいて」という意味になるフレーズです。

大学の文化祭の準備中「この段ボールほっといて(捨てておいて)」と言ったら、部屋の隅に放置されたままになっていた…ということもあるあるです。

関西弁5. テレコ

「互い違い」「入れ違い」「あべこべ」といった意味の言葉です。

語源は諸説ありますが、「手入れ」に接尾語の「こ」が付いたと言われており、歌舞伎用語としても使われています。

関西弁6. なんぼ

「いくら」「どのくらい」といった意味がある関西弁です。

居酒屋を出た後に「会計なんぼやった?」と尋ねたり、上司と「お子さんなんぼ(何歳)になったんですか?」と会話したり、色々な使い方ができます。