とみさわ昭仁氏の著書「ゲームフリーク 遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団」が約25年ぶりに復刊することが2024年12月17日に株式会社書泉から発表されました。

過去に出版された名作を重版・復刊する株式会社書泉のシリーズ企画「書泉と、10冊」の第2シーズン第3弾として発売されます。1月31日まで予約受付中で、2025年2月末頃に発売予定です。

大人気ゲームシリーズ「ポケットモンスター」を生み出したクリエイティブ集団・ゲームフリーク。その誕生秘話や歴史を元社員のとみさわ氏がつづった2000年9月発売の本書は、現在は古書市場で4万円~80万円のプレミア価格で販売されているそうです。

ゲームフリークの取締役を務め、ポケットモンスター赤・緑からキャラクターデザインを担当する杉森建氏が描き下ろしたピカチュウと初代時代のドットピカチュウのコラボイラストが表紙に使用予定。今回は公開された表紙イラストと関係者の声をお届けします。

記事後半ではポケモンシリーズの売上本数や任天堂の中間決算について解説しています。

1. 最高80万円の超プレミア書籍「ゲームフリーク 遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団」が2025年2月に復刊!

書店「書泉」「芳林堂書店」を展開する、株式会社書泉のシリーズ企画「書泉と、10冊」は、過去に出版された書籍で既に在庫がなく手に入りにくい名作を、株式会社書泉が出版社、著者の協力で重版・復刊するもの。

本書はゲームフリーク黎明期から成長期まで、アマチュアからプロへと進化を遂げた制作集団の歴史を紐解いた名著。ポケモンシリーズの生みの親・田尻智氏の少年時代、TVゲームのミニコミ誌の作成、杉森建氏との出会い、ゲームライター時代、満を持してのゲーム制作参入、ポケモンシリーズの誕生…とその歴史がつづられています。

企画会議でゲーム担当が選んだ書籍のひとつが本作で、ちょうどその頃、とみさわ氏がX上で本書を復刻したいことをポストしており直接話ができたこと、太田出版の編集からの後押しなど、幸運が重なって今回の復刊が実現したそうです。