2. 【大学受験】浪人すると決めたら、焦らずに自分のやることを淡々と続ける

志望校合格は叶わず浪人を決めたけれど周囲に浪人する友達がいないと、孤独を感じ焦りを覚えます。4月になり晴れやかに大学生デビューを果たした人がいる一方で、浪人生は心躍る春に不安な気持ちを抱えたまま勉強に励む日々を送ることになります。

今の時代、SNSで容易に知り合いの近況が分かります。華やかな学校生活を見てしまうと自分の今の境遇を憂い、知り合いを羨ましがり、先の見えない未来に焦るなど複雑な感情を抱きやすいです。

浪人生で焦りを覚えない人はいません。同級生や友達の近況が気になっていてもSNSをチェックする頻度を控えて心穏やかに過ごせるようにしてください。勉強したくても心が落ち着かなければ集中力が続かず、貴重な時間を無駄にすることになります。

長い長い人生からみると1年はあっという間に過ぎ去ります。たとえ冬のように辛い期間でも、地道にやることをやっていけば必ず花が咲きます。浪人生時代に経験した心の痛みは大学生や社会に出てから自分の大きな糧になります。

弱音を吐きたくなるのも当たり前で、ずっと強い気持ちを持ち続けて浪人生活を送ることは無理があります。「焦りを感じる自分」を受け入れることが浪人生として必要な心構えの一つです。

3. 【大学受験】受験に失敗し、反省しても後悔の気持ちは引きずらない

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不合格という結果を直視するのは辛いものがありますが、浪人を決めたのなら一年後を見据えて気持ちを切り替えなければいけません。

厳しい結果になった原因を考え、対策を講じるといった反省は不可欠です。しかし、いつまで経っても「真面目に勉強していれば」と後悔しても過去を変えることはできません。

浪人を決める3月までに今回の入試の振り返りをし、4月からの受験への道のりを具体的に計画しましょう。

3.1 【受験で振り返りたい項目】

  • 不合格となった理由
  • 足を引っ張る教科があったか
  • 公表されていれば志望校の合格最低点を確認する
  • 志望校に合格するには何が必要か考える
  • 中長期の目標をカレンダーや手帳に記す
  • 一日の学習量をアプリで管理する
  • 来年の自分を想像する

春先にこうした作業をし、定期的に見直しをしてモチベーション維持を心がけてください。

予備校に入る場合は高校生活と同じような規則正しい生活を送ることを心がけ、スマホゲームを断捨離し自習室に入り浸るなど自分に厳しくすることも必要です。

どんなに成長しても、自由に過ごせる時間があればあるほど自分に甘くなってしまいます。気持ちがだらけないよう必ず大学生になるという気持ちを持ち、未来を見据えて動き出すようにしましょう。過去を変えることはできませんが、未来は自分の努力でいくらでも変えることができます。