2. 【50歳代・ひとり世帯】貯蓄300万円以上~400万円未満は何パーセント?
今回は、目安として「貯蓄300万円以上~400万円未満」にスポットライトを当てます。
50歳代・ひとり世帯で「貯蓄300万円以上~400万円未満」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」より、50歳代・ひとり世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
2.1 【50歳代・ひとり世帯】貯蓄300万円~400万円未満の割合
- 3.0%
2.2 【50歳代・ひとり世帯】貯蓄400万円未満の割合
- 64.0%
2.3 【50歳代・ひとり世帯】貯蓄額「平均」と「中央値」
- 平均:1048万円
- 中央値:53万円
貯蓄300万円~400万円未満は1割未満、貯蓄400万円未満でみると約6割となりました。
長期的なデフレの影響や物価上昇などにより、貯蓄に回す余裕がなかった人もいるかもしれません。
足りないと不安に感じる方は、なるべく早めに「老後資産づくり」に取り掛かりましょう。
3. 2024年は新NISAもスタート! 計画的に貯蓄しよう
確実に貯蓄を増やしていくには、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活していく「先取り貯金」が効果的です。
先取り貯金にはさまざまな種類があり、預貯金だけでなく積立投資もその一つとなります。
2024年は新NISAスタートの年。貯蓄の一部に、新NISA制度を利用して積立投資をはじめるのも選択肢の一つとなるでしょう。
また、資産運用となればリスクがあるため事前のリサーチや勉強が重要。気になった人は早い段階から情報を集めてみてください。
これを機に、自分のライフプランに合った貯蓄方法について考えてみてはいかがでしょうか。
3.1 【参考】50歳代・ひとり世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 金融資産非保有:39.6%
- 100万円未満:11.5%
- 100~200万円未満:5.5%
- 200~300万円未満:4.4%
- 300~400万円未満:3.0%
- 400~500万円未満:1.9%
- 500~700万円未満:3.0%
- 700~1000万円未満:5.5%
- 1000~1500万円未満:4.6%
- 1500~2000万円未満:4.1%
- 2000~3000万円未満:4.1%
- 3000万円以上:9.6%
参考資料
荒井 麻友子