4. 【次回の支給日は2月15日】2023年度の年金額は?

では、天引き前の年金額面はいくらぐらいなのでしょうか。参考までに、2023年度の年金額を確認しましょう。

4.1 国民年金

「2階建て構造」をしているとされる日本の公的年金制度において、1階部分にあたるのが国民年金です。

その満額は年度ごとに改定され、2023年度は67歳以下の方で月額6万6250円、68歳以上の方で月額6万6050円です。

4.2 厚生年金

2階部分に位置するのが、厚生年金。厚生年金は現役時代の収入や加入期間により受給額が決まるため、個人間での金額差は大きくなります。

ちなみに、厚生労働省はモデルケースとして、夫婦2人分の「標準的な年金額」を公表しています。

公表された夫婦2人分の標準的な年金額は、月額22万4482円。これは老齢基礎年金に加え、夫の老齢厚生年金(平均標準報酬43万9000円で40年間就業した場合)を含む金額です。

あくまでも標準的な夫婦かつ2人の合計額のため、誤解しないようにしましょう。