2. 【20歳代・ひとり世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。
2.1 【20歳代・ひとり世帯】の貯蓄700~1000万円未満の割合
- 4.4%
2.2 【20歳代・ひとり世帯】の貯蓄1000万円未満の割合
- 92.8%
2.3 【20歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:307万円
- 中央値:110万円
貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄1000万円未満は92.8%。
平均は300万円を超え、中央値は100万円を超えました。
3. 新NISAやiDeCoなど資産運用も対策の一つ
これまで20歳代・ひとり世帯の「貯蓄700~1000万円未満の割合」と平均・中央値を確認してきました。
将来、受給できる年金額が減少するのではないか、また近年の物価の上昇などネガティブな話題もあります。環境は常に変わり続けているので、現在20歳代の方が老後2000万円準備できるかは、人それぞれになってきます。
まずは「ねんきん定期便」等で自分自身がどのくらい老後に年金を受給できるのか確認してみましょう。その上で、「足りない」「不安だ」と感じた場合は今から対策をしていくことが大切です。
確実に貯蓄を貯めていくには、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活していく「先取り貯金」が効果的です。先取り貯金にはさまざまな種類があり、預貯金だけでなく積立投資もその一つとなります。2024年は新NISAスタートの年でもありますので、あわせてご確認ください。
3.1 【ご参考】20歳代・ひとり世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む)
- 金融資産非保有:42.1%
- 100万円未満:22.6%
- 100~200万円未満:11.5%
- 200~300万円未満:6.4%
- 300~400万円未満:4.6%
- 400~500万円未満:2.6%
- 500~700万円未満:3.6%
- 700~1000万円未満:2.6%
- 1000~1500万円未満:1.1%
- 1500~2000万円未満:0.4%
- 2000~3000万円未満:0.4%
- 3000万円以上:0.5%
参考資料
中沢 新