年末年始は色々な行事で、出費も大きく増えた方いうも多いのではないでしょうか。
子どもがいらっしゃる家庭ではお子様へのクリスマスプレゼントや、お孫さんがいらっしゃる方であれば年明けのお年玉の準備など。楽しいひと時である一方、出費はどうしても膨らみます。
こういった出費を年金などから捻出するとなる祖父母たちにとっては、やりくりがが難しいという声もあります。
年始に久しぶりに会った際、親の実際の年金額を聞くと「思っていたよりも少ない」と感じた方も。
そこで今回は、年金が少ない場合や年金がない場合の理由、背景について見ていきたいと思います。
1. 【最新の年金月額】みんなの厚生年金や国民年金は平均いくら?
2023年12月、厚生労働省より最新の年金統計が公表されました。
現役世代の方たちで、現状の年金支給額がどれくらいかを把握している方は少ないのではないでしょうか。
そこで、まずはいまのシニア世代が受け取る公的年金の月額を、こちらの資料から確認していきましょう。
1.1 国民年金(老齢基礎年金)の平均額とボリュームゾーン
〈全体〉平均年金月額:5万6316円
- 〈男性〉平均年金月額:5万8798円
- 〈女性〉平均年金月額:5万4426円
- 1万円未満:6万5660人
- 1万円以上~2万円未満:27万4330人
- 2万円以上~3万円未満:88万1065人
- 3万円以上~4万円未満:266万1520人
- 4万円以上~5万円未満:465万5774人
- 5万円以上~6万円未満:824万6178人
- 6万円以上~7万円未満:1484万7491人
- 7万円以上~:178万3609人