3. 「親の年金が少ない」場合はどうする?
年金収入が極端に少ない場合、子世代が援助をしなければいけないプレッシャーを感じるかもしれません。
ただし、国の助成を受けられる可能性もあります。
- 年金生活者支援給付金(2023年度の基準額は5140円)
- 生活困窮者自立支援制度
- 生活保護
この他にも、自治体独自の福祉制度があります。
まずは自治体の窓口に相談してみるといいでしょう。
4. あなたの年金は大丈夫?老後の準備は早めにする
年金について見てきました。
両親の年金について不安を感じるとともに、自分自身の将来の年金に対して不安を感じた方もいるかもしれません。
同じように不安を抱えられている方は多く、何かしらの対策を始めている方も増えてきているようです。
最近では、NISA制度やiDeCoなどを活用した資産運用を取り入れられている方も多いです。ただし、資産運用は元本割れのリスクも伴います。
おすすめとして、まずは将来受けとることが出来る年金受給額や、必要となりそうなお金を把握するところから始めてみてはいかがでしょうか。
将来のお金の流れを考えることで、今からすべき資産形成の手段が見えてくるものです。
大切なことは、目標や目的になった手段を選ぶことです。
これを機に、一度ご自身のマネープランを考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
奥田 楓也
執筆者
ファイナンシャルアドバイザー/元証券マン/AFP/一種外務員(証券外務員一種)
立命館大学卒業後、みずほ証券に入社。主にリテール営業に従事。富裕層顧客から未上場法人に対して株式や投資信託の販売、事業承継など、資産運用コンサルティング業務に携わる。その後、広告業界にて法人顧客に対しての新規開拓・コンサルティング業務に従事。現在は長年のコンサルティング業務で培った経験を基に、個人向け資産運用、保険の見直しのコンサルティング業務を行う。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員(証券外務員一種)の資格を保有。大阪府出身。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部において、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年9月4日更新)