2. 【国民年金の最新月額】おひとりさま女性が受け取れる平均月額はいくらか
次に、おひとりさま女性が受け取る「国民年金(基礎年金)」も同資料から確認していきましょう。
国民年金には、原則として日本に住む20歳から60歳未満の方が加入します。保険料は一律なので、厚生年金ほどには個人差が大きくありません。
厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、女性の国民年金の受給額割合は下記のようになりました。
2.1 受給額ごとの人数(国民年金)
- 1万円未満:5万3569人
- 1万円以上~2万円未満:21万9105人
- 2万円以上~3万円未満:66万9218人
- 3万円以上~4万円未満:200万2527人
- 4万円以上~5万円未満:329万3371人
- 5万円以上~6万円未満:482万3874人
- 6万円以上~7万円未満:653万6980人
- 7万円以上~:137万3941人
女性の国民年金の平均受給額は「5万4426円」です。男性は「5万8798円」なので、それほど男女差があるわけではありません。
ただし厚生年金の平均受給額と比較すると、約半分ほどとなってしまいます。
国民年金を満額受け取りたいという方は、過去の未納分を追納したり、任意加入したりする方法もあります。
また付加保険料や国民年金基金なども選択肢になるので、検討してみるのもひとつです。
とはいえ、厚生年金に加入したことがない自営業・フリーランスの方は、独自の老後対策がより重要になるでしょう。