1. 【40歳代・ひとり世帯】貯蓄ゼロは何パーセントか

40歳代・単身世帯で「貯蓄ゼロ」の人はどれくらいいるのでしょうか。

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」より、40歳代・単身世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。

1.1 【40歳代・ひとり世帯】の貯蓄ゼロ(非保有)の割合

  • 35.8%

1.2 【40歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値

  • 平均:657万円
  • 中央値:53万円

貯蓄ゼロ(非保有)は約3割強となりました。

他の金額帯の中でも貯蓄ゼロが最も多く、中央値は53万円となっています。

2. 【40歳代・ひとり世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか

次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。

2.1 【40歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値

  • 平均:1045万円
  • 中央値:374万円

貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、平均は1000万円を超え、より実態に近い中央値は300万円を超えました。

貯蓄保有世帯のみでみると最も多いのは「100万円未満」が23.1%で、貯蓄を保有している人でもおよそ4人に1人が100万円未満ということになります。

一方で、貯蓄を1000万円以上保有する人は31.2%。

同じ40歳代のおひとりさまでも個人差が大きいのです。