この年末年始、新型コロナウイルス感染症が5類へ移行し、ようやく数年ぶりに実家への帰省がかなうという方も多いでしょう。
久しぶりに親と会えるのは喜ばしいことです。しかし一方で歳を重ねた親の変化を目の当たりにして介護サービスや施設への入居を検討する人が多い、という事実を皆さんは知っていますか。
株式会社LIFULL seniorの調査リリースによると、老人ホームを探す人が1年間でもっとも増えるのは1月というデータも。
親とじっくり顔を合わせることのできる機会だからこそ、気をつけて親の様子を確認することが大切です。
今回は株式会社LIFULL seniorが公表した調査結果を見ながら、帰省した際、親の様子を知るためにどんなことに気をつけたらよいのかを考えていきます。
1. 親の資産や持ち物の整理など「親の介護の準備をしていますか?」
- 家族や親族で話し合っている:26.6%
- 介護について情報収集している:26.6%
- 介護の相談先を把握している:23.4%
- 親の資産、経済状況を把握している:21.1%
- 親の持ち物を整理している:11.9%
- その他:8.3%
- エンディングノートを書いてもらう:4.6%
- 介護の準備はしていない:44.5%
介護について、半数近くの44.5%が「準備していない」と回答していますが、 「家族や親族で話し合っている」「情報収集をしている」と回答をした人もそれぞれ26.6%となりました。
具体的な行動は起こしていなくても、やはり大切な親のこと。頭の片隅で気にはなっている状況であろうことがうかがえます。
面と向かってなかなか話しにくいという場合には、「エンディングノートを書いてもらう」(4.6%)という方法も。親の資産状況から持ち物、交友関係など様々な情報が整理できます。
親だけに任せっぱなしにするのではなく、交換日記のようにしながら子世代が一緒に書くのもおすすめです。文字にすることでお互いの気持ちのすれ違い防止、そして何より思い出作りにもなるでしょう。