2.3 【帰省時に確認したいこと 3】交友関係

自宅で一人で過ごす時間が増えていないか

親が多くの時間を自宅で一人過ごしているようなことはないでしょうか。認知機能が衰えると自信がなくなったり面倒くさいと思ったり、知人とのコミュニケーションを避けてしまう傾向があります。

人との交流の減少は、フレイル(健康な状態と要介護状態の間)のリスクを高める要素としても知られています。外出の頻度やご近所さんなどとのお付き合いについても把握しておきましょう。

2.4 【帰省時に確認したいこと 4】メンタリティ

日常の生活についてたずねる

polkadot_photo/shutterstock.com

親は、子に心配をかけたくないため本音を隠しがちです。「困ったことはない?」と漠然と聞いても「大丈夫だから」と返されてしまうことが往々にしてあります。

何気ない会話の中で「重い物を買う時は大変じゃない?」「薬はちゃんと飲めてる?」などと具体的な問いかけをし、親の気持ちを引き出していけたら理想的ですね。

お米や洗剤など重い物が持てなければ定期配送での注文、薬の飲み忘れが不安なら薬局に相談して錠剤薬を一包化する方法があるから安心してと伝えましょう。

筆者自身、問い詰めるのではなくどんなことでも気軽に言えるような雰囲気づくりが、生活上の心配や不安をなくしていくための大前提になると感じています。