2.5 【帰省時に確認したいこと 5】身体状況
一緒に外出してみる
親と近所を散歩して様子を見てみましょう。階段を登るのに手すりがなくても苦労していないか、ちょっとした段差でつまずくようなことはないか。
下肢筋力が低下すると転倒リスクが高まります。一度の転倒が大ケガに繋がり要介護状態を引き起こすことにもなりかねません。
家の中の動線も危険がないか確認してあげられると良いですね。ケガ予防の対応が介護の準備にもなってきます。
3. まとめにかえて
「まだまだ元気」と思っていた気持ちと裏腹に、現実の親の姿ときちんと向き合うことで老いを実感させられ愕然とするかもしれません。
でも、長く元気でいてもらうためにも、貴重な帰省の機会には優しく注意深い眼差しを親に向け、今後何に気をつけて生活したらいいのか、介護の必要性も含め考えるきっかけしていけたら理想的ですね。
ゆっくり時間がとれる年末年始は、親の変化に気づける好機。
「これってもしや要介護のサイン?」そんな場面をキャッチしておくことで、もしものときに適切な医療や介護に繋げていくことも可能です。
3.1 「親とのコミュニケーション」に関するアンケート調査 調査概要
- 調査期間:2023年11月28日〜12月7日
- 調査対象:対象期間にLIFULL 介護運営メディア「tayorini」に来訪したユーザー 278名
- 調査手法:WEBアンケート
- 調査主体:LIFULL senior
参考資料
吉沢 良子